昨年瀬戸内寂聴さんが亡くなりました。これはその瀬戸内さんの若き頃、瀬戸内晴美時代と、彼女が交流していた井上光晴とその妻を巡る物語。前半は冷めたリアリストの女が二人、一人の男の交流を淡々と語り、後半で寂聴が出家を志した途端にテーマは一変。「作家とは何か、小説家とはどういう生き物か」に変わります。作者の井上荒野は井上光晴の娘。彼をテーマにした映画「全身小説家」も作中に登場。

pope2649さん （60代・男性）

ノンフィクションで済みません。大家、沢木耕太郎の『天路の旅人』です。太平洋戦争末期、チベット僧になりすまし、終戦後も日本陸軍の諜報員としてモンゴルからチベットを経てインドに渡った「西川一三」氏。ご本人へのインタビューとかつてご本人がお書きになったオリジナル原稿をもとに、足跡を辿る壮大なノンフィクション。当時の質素貧弱な装備で、チベットを１１回も行き来した人。タイトルはこれを指していると思います。

Peleさん （60代・男性）

「セーラー服と機関銃ー卒業ー」をオススメします。薬師丸ひろ子さん主演で映画化された「セーラー服と機関銃」の続編、星泉十八歳。父の死をきっかけに〈目高組〉の組長になるはめになり、大暴れ。あれから一年。少しは女らしくなった泉に、また大騒動がが巻き起こる。この続編は、橋本環奈さん主演で映画化されています。

コバヨシ１２３さん （60代・男性）

さまざまなトリックが仕掛けられた推理小説が面白そうでいいと思いました。

PANDAさん （60代・男性）